読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

彼氏の実家2

1の続きです。

 

彼氏の母がコストコフェアというのをしているというスーパーへ連れて行ってくれた。マトンが売っていたので欲しいと言ったら買ってくれた。後で聞いたら彼氏の母はマトンが嫌いらしい。買ってくれたことに愛情を感じる(あまり良くない感覚)彼氏がコストコのでっかいピザを嬉しそうに抱えていたので笑ってしまう。その後もしきりにピザが大きい話をしていた。

 

彼氏の実家に着く。彼の祖父祖母に挨拶をしてお仏壇に手を合わせる。線香は何本立てますか?わたしは2本立ててしまいます。夕飯を作るのを手伝う。女が二人台所に立つのはなかなか難しい。彼氏の母はわたしの不手際を、手の速さとは裏腹のゆっくりとした口調で慰めてくれる。後は焼くだけ、の状態で温泉へ行った。

 

温泉で彼の父と合流する。ややあって忙しそうにしていた。わたしは風呂上がりの牛乳を飲みながらそれを笑って見ていた。彼氏が飲むヨーグルトも買ってくれた。彼氏の母がわたしの裸を見る視線については事実を知るのが怖かったので、湯けむりで見えないふりをしました。頑張って痩せます…

 

家に帰ると8時を過ぎていた。祖父祖母は怒っているように見えた。急いで夕飯を仕上げる。自分の皿のマトンをバレない程度に多めに入れました。アーメン…食卓で、初めて彼氏の父から下の名前を呼び捨てで呼ばれる。とても嬉しくて思わずジッと顔を見てしまう。たぶんこのときの目線が勘違いを生んだ。ほろよいを飲む。それだけでクラクラしていていよいよ調子が悪いことが分かる。わたしの地元を放送していた番組を彼氏の父が嬉しそうに見せてくれて、見ている途中で寝てしまった。彼氏の母も瞼が重くなってきていてヨーダに似ていて可愛らしかった。

 

私たちもそろそろ寝ようと言って寝室へ行く。

「ゆうたのお父さんゆうたにめっちゃ似ててウケる」

「たばこ吸っていい?」

「こっちは関東の気候で気持ちがいいね」

「久しぶりに見たらかっこいいね」

たぶんこの様なことを言いながら眠っていった。

彼氏がわたしの胸を念入りに揉んですぐイビキを立てて寝たので、わたしの胸は漬物かいって思ったのがたぶん最後の意識。

 

氷点下に達した外気と電気毛布で暖かすぎる布団は、わたしにはちょうど良い訳の分からなさだったから夜は楽しかった。